糸リフトの持続期間はいつまで?種類別の効果と長持ちの秘訣を解説

糸リフトの持続期間はいつまで?種類別の効果と長持ちの秘訣を解説

「糸リフトを受けたけれど、この効果はいつまで続くのだろう」「せっかく施術を受けるなら、できるだけ長く効果を保ちたい」と感じていませんか。

糸リフトは、切らずに顔のたるみを引き上げられる施術ですが、効果の持続期間は、使用する糸の種類や本数、施術後の過ごし方など、さまざまな要因によって変わってきます。

そのため、効果の仕組みや持続期間について正しく理解しておくことが、満足のいく結果につながります。

この記事では、糸リフトの持続期間、効果が続くメカニズムから糸の種類別の特徴、さらには効果を長持ちさせるための方法まで解説していきます。

ご自身に合った施術を見つけるために、ぜひ参考にしてください。

糸リフトの持続期間とは?効果が続く2つの仕組み

糸リフトの持続期間とは?効果が続く2つの仕組み

糸リフトの効果は、単に糸で皮膚を物理的に引き上げるだけではありません。

糸が挿入された後の体内の反応も含めて、2つの異なる仕組みによって効果が持続します。

ここでは、糸リフトの効果が持続する2つのメカニズムについて紹介します。

糸による物理的なリフトアップ効果の持続

糸リフトの直接的な効果は、コグと呼ばれるトゲがついた糸を皮下組織に挿入し、組織を引っかけて物理的に引き上げることです。

これにより、施術直後からフェイスラインのもたつきや頬のたるみが改善され、シャープな印象へと導きます。

引き上げ効果の持続期間は、挿入した糸が体内で完全に吸収されるまでの期間がひとつの目安となります。

糸は時間とともに少しずつ分解・吸収されていくため、物理的に組織を支える力も徐々に弱まっていきます。

コラーゲン生成による肌質改善効果の持続

糸リフトのもう一つの効果が、肌質の改善です。

皮下に異物が挿入されると、体はそれを修復しようとする『創傷治癒反応』を起こします。

この過程で、糸の周辺にある線維芽細胞が活性化され、コラーゲンやエラスチンといった肌のハリや弾力を保つ成分の生成が促進されるのです。

コラーゲン生成作用により、引き締め効果やハリ感のアップが期待できます。

糸が体内で吸収された後も、肌質の改善効果がしばらく続くことが大きなポイントです。

物理的なリフトアップ効果が少しずつ薄れてきても、増生された自己コラーゲンが肌の土台を支え、たるみにくい状態を保つ可能性があります。

糸の種類で変わる持続期間の目安

糸の種類で変わる持続期間の目安

糸リフトの持続期間を決定づける要素は、使用する糸の素材です。

素材によって体内で吸収されるまでの時間が異なるため、物理的なリフトアップ効果が続く期間も変わってきます。

ここでは、代表的な3種類の糸の素材と、それぞれの持続期間の目安について紹介します。

糸の種類 吸収までの期間 持続期間 特徴
PDO 約半年~1年 約半年~1年半 柔軟性があり、引き締め効果も期待できる
PLLA 約1年半~2年 約1年半~2年 やや硬めの素材で、強いコラーゲン生成作用が期待される
PCL 約2年~3年 約2年~3年 柔軟性が高くしなやかで、持続期間が長い傾向にある

PDO:持続期間の目安は半年~1年半

PDOは、数十年前から医療用の縫合糸として使用されてきた実績のある素材です。

体内で約半年〜1年かけてゆっくりと分解・吸収される特徴を持っています。

比較的しなやかで扱いやすく、さまざまな種類の糸リフト製品に採用されています。

リフトアップ効果に加え、糸が挿入された刺激でコラーゲン生成が促されるため、肌の引き締めやハリ感の向上といった肌質改善効果も期待できるのが利点です。

持続期間の目安は半年〜1年半ほどで、初めて糸リフトを受ける方や、ナチュラルな変化を求める方にも適しています。

PLLA:持続期間の目安は1年半〜2年

PLLAは、PDOよりも硬めの質感が特徴で、しっかりとしたリフトアップ力を求める場合に用いられることが多い素材です。

皮下でコラーゲンを生成する作用があるとされており、肌のハリ感を高める効果が期待できます。

体内で吸収されるまでの期間は約1年半〜2年と、PDOよりも長めです。

そのため、リフトアップ効果の持続期間も1年半〜2年程度が目安となります。

部位によってはやや馴染むまでに時間がかかる場合もありますが、強いリフトアップ効果を望む方には選択肢の一つとなるでしょう。

PCL:持続期間の目安は2年~3年

PCLは、現在使用されている吸収性素材の中で、体内で分解・吸収されるまでの期間が長いのが特徴です。

体内で吸収されるのに約2年〜3年を要するため、リフトアップ効果の持続期間もそれに比例して長くなる傾向にあります。

また、PCLは柔軟性が高くしなやかな素材であるため、施術後の表情の動きにも自然にフィットしやすく、引きつれのリスクが少ないという利点があります。

その特性から、長期的な持続効果を希望される方におすすめです。

効果をより長く保ちたいと考える方や、以前にPDOなど他の素材の糸リフトを経験した方の次の選択肢としても選ばれることが多い素材です。

お悩みに合わせた最適な糸の選択が重要

ここまで3種類の糸を紹介しましたが、持続期間が長い糸が一番良いというわけではありません。

たるみの程度、皮膚の厚さ、脂肪の量、そしてどのような仕上がりを希望されるかによって、適した糸は異なります。

カウンセリングを通して、医師と相談しながら、ご自身の希望と状態に合った糸を見つけることが、満足度を高めることにつながります。

糸リフトの持続期間を左右する3つの要因

糸リフトの持続期間を左右する3つの要因

糸リフトの持続期間は、施術内容や体の状態など、いくつかの要因が複雑に絡み合ってきます。

同じ糸を使用しても、効果の感じ方や持続性に個人差が出るのはこのためです。

ここでは、糸リフトの持続期間を左右する3つの要因について解説します。

挿入する糸の本数とデザイン

糸を挿入する本数は、リフトアップ効果の強さと持続性に影響を与えます。

基本的には、本数が多いほど組織を支える力は強固になり、効果が長持ちする傾向にあります。

ただし、単にたくさんの糸を入れれば良いというものではありません。

重要なのは、骨格やたるみの状態、筋肉の動きを見極め、どの位置に、どの深さに、どの角度で糸を挿入するかという『デザイン』です。

経験豊富な医師は、最適な本数で効果を引き出し、かつ持続性を高めるためのデザインを設計します。

このデザイン力こそが、仕上がりの美しさと持続期間に影響する可能性があります。

施術部位のたるみの度合いや脂肪量

肌の状態も、持続期間に大きく関わります。

たるみが強い場合や、頬の皮下脂肪が多い場合は、糸にかかる重力による負荷が大きくなります。

その結果、糸が組織を支えきれなくなり、効果の持続期間が短くなる可能性があるのです。

このようなケースでは、糸リフトの前にハイフ(HIFU)などの施術で皮膚の土台を引き締め、脂肪を減少させてから糸を挿入すると、より効果的で持続性も高まるとされています。

また、皮膚の厚みや弾力性といった肌質も影響するため、カウンセリングでご自身の状態を正しく診断してもらうことが大切です。

効果の再現性を高める施術者の技術力

糸リフトは、医師の技術力が結果に直結する施術です。

糸を挿入する深さ(層)が鍵で、浅すぎると皮膚表面に凹凸やひきつれが生じるリスクがあり、深すぎると十分なリフトアップ効果が得られません。

SMAS層の近くにある適切な層に正確に糸を挿入することで、効果を引き出し、持続性を高めることが期待できます。

顔には多くの神経や血管が走行しているため、解剖学的な深い知識も不可欠です。

施術経験が豊富で解剖を熟知した医師を選ぶことが、リスクを抑え効果の再現性を高めるうえで重要となります。

糸リフトの持続期間を長持ちさせる方法

糸リフトの持続期間を長持ちさせる方法

施術後の過ごし方を少し工夫するだけで、糸リフトの効果をより長く保つことが期待できます。

糸が皮下組織にしっかりと定着するまでには約1ヶ月かかるといわれており、この期間のケアが重要です。

ここでは、糸リフトの効果をできるだけ長く保つための方法を4つ紹介します。

顔へのマッサージや強い刺激を避ける

施術後1ヶ月程度は、以下のような顔に強い圧力を加えたり、こすったりする行為は避けましょう。

  • セルフマッサージ
  • エステサロンでのフェイシャルマッサージ
  • EMSなどの美顔器の使用

これらの刺激は、挿入した糸がずれたり、組織を引っかけているコグが外れたりする可能性があります。

洗顔やスキンケアの際も、優しく触れるように心がけましょう。

歯科治療など口を開ける行為は時期を相談

歯科治療や大きく口を開けて笑う、硬いものを食べるといった行為も、施術後1ヶ月程度は注意が必要です。

特に口周りやフェイスラインに糸を挿入した場合、大きく口を開けることで糸に負荷がかかり、痛みや違和感の原因となったり、糸がずれたりする可能性があります。

予定している歯科治療などがある場合は、施術を受ける前にクリニックに相談し、適切な時期を確認しておくと安心です。

長時間の入浴や飲酒を控える

施術後、数日〜1週間程度は、血行を過度に促進する行為を控えましょう。

長時間の入浴、サウナ、激しい運動、飲酒などは体温を上昇させ、血管を拡張させます。

これにより、腫れや内出血、痛みが強く出たり、長引いたりする可能性があります。

ダウンタイムを短くするためにも、施術当日はシャワーで済ませ、安静に過ごすようにしましょう。

定期的に施術を受ける

糸リフトの効果は永続的なものではありません。

効果を維持し、たるみが進行するのを防ぐためには、定期的なメンテナンスが効果的です。

効果が完全になくなる前に、1年ごとを目安に施術を受けることで、コラーゲンが増えた良い状態の肌を保ちやすくなります。

繰り返し施術を受けることで、肌の土台が強化され、将来的なたるみの進行を緩やかにする効果も期待できます。

糸リフトの効果を高める他施術との組み合わせ

糸リフトの効果を高める他施術との組み合わせ

糸リフトは単体の施術でも十分なたるみ改善効果が期待できますが、他の美容施術と組み合わせることで、相乗効果が生まれ、仕上がりの満足度を高めることが可能です。

お悩みに応じて施術を組み合わせることで、より理想的なフェイスラインや肌質を目指せます。

ここでは、糸リフトと相性の良い代表的な組み合わせ治療を2つ紹介します。

ハイフとの併用で引き締め効果を強化

ハイフは、高密度の超音波エネルギーを皮膚の土台であるSMAS筋膜に照射し、熱で組織を収縮させることで肌を引き締める施術です。

糸リフトが『糸で引き上げる』のに対し、ハイフは『土台から引き締める』というアプローチでたるみに作用します。

糸リフトの施術前にハイフを受けることで、顔全体の脂肪やもたつきが引き締まり、そのうえで糸によるリフトアップを行うため、よりシャープで効果的なリフトアップが期待できるでしょう。

土台が引き締まることで糸にかかる負担も減り、持続期間が延びる可能性があります。

当クリニックでは『ウルトラフォーマーⅢ』という機種を使用しており、痛みを抑えながら高い引き締め効果が望めます。

ヒアルロン酸注射で輪郭を整える

糸リフトでたるみを引き上げた後に、ヒアルロン酸注射を組み合わせることで、より立体的で美しい輪郭を形成できます。

年齢とともに失われがちなこめかみの窪み、頬のボリューム、顎のラインなどをヒアルロン酸で補うことで、顔全体のバランスが整い、若々しく洗練された印象になるでしょう。

糸リフトの『引き上げ』とヒアルロン酸注射の『ボリューム補充』を組み合わせることで、一人ひとりの骨格に合わせたオーダーメイドの輪郭形成ができます。

まとめ

糸リフトの効果は、糸による物理的な引き上げと、コラーゲン生成による肌質改善という2つの作用によって持続します。

持続期間は糸の種類によって異なり、施術後のケアや定期的なメンテナンスによって長く保つことが期待できるでしょう。

カラーグランツクリニックでは、患者様一人ひとりのお悩みや理想の仕上がりを丁寧にカウンセリングし、肌の状態や骨格を診察したうえで、最適な治療プランをご提案します。

『自分色に輝く』というコンセプトのもと、PDOや3DTEXといった種類の糸の中から、患者様に合ったものだけを選びます。

また、ハイフやヒアルロン酸注射といった組み合わせ治療も可能ですので、より高い効果を求める方もぜひご相談ください。

温かく明るい雰囲気の院内で、皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

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執筆者

天本 夏希

院長

天本 夏希Amamoto Natsuki

Color GlanZ Clinicのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。クリニックにご来院くださる皆様が「自分らしさ」を大切にできるよう、そして毎日鏡を見るたびに「Color GlanZ Clinicへ来てよかった」と思っていただけるような施術をご提供できるように、現状に満足することなく、学び続けることを心掛けております。

経歴

  • 2015年3月 佐賀大学医学部卒業
  • 2016年4月 国立病院機構佐賀病院 初期研修医
  • 2018年4月 湘南美容クリニック福岡院勤務
  • 2019年11月 福岡市内美容皮膚科勤務
  • 2023年9月 Color GlanZ Clinic勤務