インモードとハイフの違いは?それぞれのメリット・デメリットを解説
美容大国韓国でも大人気の施術インモードは、『次世代ハイフ』とも呼ばれています。
ハイフはたるみ改善やリフトアップに効果的な美容医療の定番施術です。
そんなインモードとハイフの効果やメリット・デメリットについて気になっている方も多いでしょう。
この記事では、インモードとハイフの違いについて詳しく解説します。
インモードとハイフそれぞれのメリット・デメリット、おすすめの人などをまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
インモードとハイフの違い
インモードとハイフはどちらも小顔効果が期待できる施術ですが、照射するレーザーやターゲットとする層、仕組みなどに大きな違いがあります。
インモードとハイフの主な違いは以下の通りです。
インモード | ハイフ | |
照射するエネルギー | 高周波 | 高密度焦点式超音波 |
ターゲット | 真皮層 | 皮下組織、SMAS筋 |
効果 | ・真皮層への高周波照射による肌の引き締め効果 ・コラーゲンやエラスチンの生成促進による肌質改善効果 | コラーゲンやエラスチンの生成促進によるリフトアップ・引き締め効果 |
ここではインモードとハイフの特徴についてそれぞれ解説します。
インモードとは
インモードとは、イスラエルにある美容機器メーカーのインモード社が生み出した美容機器の名前です。現在はそれが施術名として広まっています。
インモードには『フォーマ』と『ミニFX』の2種類のモードが搭載されており、この2つを合わせたコンビネーション治療は『インモードリフト』と呼ばれます。
『フォーマ』は真皮層に高周波を照射して肌を引き締めるモードです。38~43度の温度に設定されるため、火傷のリスクが抑えられている特徴があります。
『ミニFX』は肌を吸引しながら高周波を照射し、皮下脂肪を破壊するモードです。高周波によって脂肪細胞を温め膨張させ、2,000Vもの電流を瞬時に流すことにより、脂肪細胞を破壊・アポトーシス(自然死)させる仕組みとなっています。破壊された脂肪細胞は2~4週間程度かけて体外へと排出されます。
『インモードリフト』はフォーマとミニFXの相乗効果により、肌の引き締め効果と美肌効果が期待できる施術です。
インモードは2つのモードを組み合わせた施術となるため、高い小顔効果が期待できます。
ハイフとは
ハイフとは、施術部位の皮下組織とSMAS筋を対象に高密度焦点式超音波を照射する施術です。
特定の組織に超音波を集中させることで熱ダメージを与え、傷が治る過程でコラーゲンやエラスチンの生成が促進され、リフトアップ効果や小顔効果が期待できます。
皮膚を支える土台のような役割を持つSMAS筋に主にアプローチする施術のため、肌の土台から引き締められるのが特徴です。
またコラーゲンやエラスチンの生成促進により、ハリや弾力のある肌を目指せます。
インモードのメリット・デメリット
メリット
- 体への負担が少ない
- 痛みが少なくダウンタイムが短い
- 少ない回数で効果が出やすい
デメリット
- 施術後に赤みや内出血が出る可能性がある
- 国内で取り扱っているクリニックが少ない
ここでは上記のメリット・デメリットについてそれぞれ解説します。
メリット
インモードには以下のようなメリットがあります。
- 体への負担が少ない
- 痛みが少なくダウンタイムが短い
- 少ない回数で効果が出やすい
ここでは上記のメリットについて解説します。
体への負担が少ない
インモードのメリットの一つ目は、体への負担が少ないことです。
インモードは高周波エネルギーを肌に照射する施術方法のため、注射やメスなどとは異なり、肌に傷が残ることがありません。
また、痛みが少なく麻酔も不要で、体への負担が少ない施術方法といえるでしょう。
痛みが少なくダウンタイムが短い
インモードは痛みが少なくダウンタイムが短いメリットがあります。
インモードは肌に高周波エネルギーを照射しますが、このときに肌に伝わる熱は41~43度程度で、肌の奥にじんわりとした熱を感じる感覚がある程度です。
高周波エネルギー照射後には2,000Vの電流が流れますが、それも一瞬のため痛みを感じることはほとんどありません。
またインモードはダウンタイムもほぼないため、今まで美容施術を受けたことのない方でも比較的挑戦しやすいでしょう。
少ない回数で効果が出やすい
インモードは少ない回数で効果が出やすい美容施術です。
1回の施術でも効果が期待できますが、さらに継続して施術を受けるとよりしっかりとした効果を実感できるようになります。
インモードは施術後数日~数週間程度で徐々に効果が現れ、1回の施術で長くて6か月程度効果が持続します。
もちろん肌の状態などによって効果の出やすさには個人差があるため、適切な回数や頻度は医師と相談した方が良いでしょう。
デメリット
インモードのデメリットは以下の通りです。
- 施術後に赤みや内出血が出る可能性がある
- 国内で取り扱っているクリニックが少ない
ここでは上記2つのデメリットについてそれぞれ解説します。
施術後に赤みや内出血が出る可能性がある
インモードは比較的ダウンタイムが少ない施術ではありますが、施術後に赤みや内出血などの症状が出る可能性があります。
特に顎下や頬などの施術を行う場合、ほかの部位と比べて目立ちやすくなることがあるため注意が必要です。
ただしこれらの症状は数日で消えることがほとんどで、過度に心配する必要はありません。
インモードを受ける際は、このような症状が出る可能性も考慮してスケジュールを組むようにしましょう。
国内で取り扱っているクリニックが少ない
インモードは国内で取り扱っているクリニックが少ないデメリットがあります。近くの地域にない場合は、遠方に出向いて施術を受けることになるでしょう。
遠方のクリニックで施術を受ける場合は、施術費用だけでなく交通費の負担が増えることも考慮しなければいけません。
またインモードは、繰り返し施術を受けることでより効果を実感できる施術です。
定期的に通院する可能性も考慮して、予算やスケジュールなどの計画を立てましょう。
ハイフのメリット・デメリット
ハイフのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 高いリフトアップ効果が期待できる
- ダウンタイムが比較的短い
- 施術時間が短い
デメリット
- 赤みや痛みなどの症状が出る恐れがある
- 継続的なメンテナンス施術が必要
ここでは上記のメリット・デメリットについてそれぞれ解説します。
メリット
ハイフのメリットは以下の通りです。
- 高いリフトアップ効果が期待できる
- ダウンタイムが比較的短い
- 施術時間が短い
ここでは上記3つのメリットについてそれぞれ解説します。
高いリフトアップ効果が期待できる
ハイフは高いリフトアップ効果が期待できる美容施術です。
SMAS筋を対象に高密度焦点式超音波を照射するため、肌の土台部分からしっかりと引き締められます。
メスや注射も必要としないため、ダウンタイムが気になる方も受けやすい施術といえるでしょう。
ダウンタイムが比較的短い
ハイフはダウンタイムが比較的短いメリットがあります。
施術直後からメイクも可能のため、すぐに日常生活に戻ることができます。
美容施術のためにまとまった休みが取れない方でも、ハイフなら施術を受けやすいでしょう。
施術時間が短い
ハイフは施術時間が短いメリットがあります。
クリニックによって差はありますが、短くて20分、長くても60分程度で施術が完了します。
比較的短時間で施術が終わるため、仕事や用事などで忙しくてなかなかまとまった時間を取れない方でも施術を受けやすいでしょう。
デメリット
ハイフには以下のようなデメリットがあります。
- 赤みや痛みなどの症状が出る恐れがある
- 継続的なメンテナンス施術が必要
ここでは上記2つのデメリットについてそれぞれ解説します。
赤みや痛みなどの症状が出る恐れがある
ハイフは比較的ダウンタイムが少ない施術の一つですが、赤みや痛みなどの症状が出ることもあります。特に、照射出力を高くした場合は症状が生じやすいです。
ダウンタイムにあらわれる可能性がある症状としては以下が挙げられます。
- 赤みや腫れ
- 筋肉痛のような痛み
- むくみ
- ほてり
- 火傷
- 神経損傷
上記はいずれも日が経つにつれて徐々に症状が良くなっていきます。
症状が治るまでの期間は個人差がありますが、数日~1週間程度で良くなる場合が多いです。
1週間以上赤みや痛みなどの症状が引かない場合は、クリニックに相談して適切な治療を受けましょう。
継続的なメンテナンス施術が必要
ハイフは継続的なメンテナンス施術が必要なデメリットがあります。
人によって個人差はありますが、3~6か月に1度のペースで年2~4回程度の施術を受けることが推奨されます。
ただしハイフは国内に取扱院が多く、近くのクリニックで施術を受けられる可能性が高いです。
交通費や移動時間の負担も抑えられるため、インモードと比べると継続的に通いやすい施術といえるでしょう。
インモードとハイフどちらを選ぶべき?
ここでは、インモードとハイフそれぞれのおすすめの人の特徴を紹介しますので、どちらの施術を選べばよいのか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
インモードがおすすめの人
インモードは以下のような人におすすめの施術です。
- 肌に傷をつけずに小顔になりたい人
- 加齢によるしわやたるみ、肌のハリに悩んでいる人
- 痛みの少ない施術を受けたい人
- ダウンタイムが短い施術を受けたい人
- ハイフや脂肪溶解注射で効果をあまり実感できなかった人
上記のように、肌に傷をつけずに小顔効果を得たい人やしわ・たるみ・肌のハリなどに悩んでいる人はぜひインモードを検討してみてください。
ただしインモードは国内にまだ取り扱っているクリニックが少ないため、近くに施術を受けられるクリニックがない場合は、交通費や移動時間も考慮する必要がある点に注意が必要です。
ハイフがおすすめの人
ハイフは以下のような人におすすめの施術です。
- 傷をつけずにしわやたるみを改善したい人
- 引き締まったフェイスラインを手に入れたい人
- 二重顎が気になっている人
- 肌に傷をつけないリフトアップ施術を受けたい人
ハイフは高いリフトアップ効果が期待できる施術のため、二重顎やフェイスライン、顔の脂肪に悩んでいる人に特におすすめできます。
ただしハイフは皮下組織とSMAS筋を対象に超音波を照射するため、SMAS筋があまりゆるんでいない20代の人や顔に脂肪があまりない人は効果を実感しにくい可能性があります。
脂肪が少ないと逆に頬がこけて老け顔になってしまう恐れもあるため、不安な場合は医師に相談してみましょう。
まとめ
インモードとハイフはどちらも小顔効果が期待できる施術ですが、熱エネルギーを発生させる仕組みに大きな違いがあります。
インモードは真皮層に高周波を照射して熱を発生させて脂肪細胞を破壊する施術です。
一方、ハイフは皮下組織とSMAS筋に高密度焦点式超音波を照射し、土台部分から肌を引き締める施術となっています。
どちらもメリット・デメリットがあるため、医師と相談しながら施術を検討してみるとよいでしょう。
カラーグランツクリニックでは、ハイフ(ウルトラフォーマーⅢ)に対応しています。
カートリッジを使い分けながらさまざまな部位・層にアプローチできるため、肌のしわやたるみにお悩みの方はぜひ当院までご相談ください。
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執筆者
院長
天本 夏希Amamoto Natsuki
Color GlanZ Clinicのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。クリニックにご来院くださる皆様が「自分らしさ」を大切にできるよう、そして毎日鏡を見るたびに「Color GlanZ Clinicへ来てよかった」と思っていただけるような施術をご提供できるように、現状に満足することなく、学び続けることを心掛けております。
経歴
- 2015年3月 佐賀大学医学部卒業
- 2016年4月 国立病院機構佐賀病院 初期研修医
- 2018年4月 湘南美容クリニック福岡院勤務
- 2019年11月 福岡市内美容皮膚科勤務
- 2023年9月 Color GlanZ Clinic勤務