糸リフトの値段相場は?クリニック選びのポイントも解説

糸リフトの値段相場は?クリニック選びのポイントも解説

たるみやほうれい線を改善する糸リフトですが、「値段相場がわからない」「費用をなるべく抑えたい」といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

糸リフトの平均相場を知っておくことで、自分に合ったクリニックを選びやすくなるでしょう。

この記事では、糸リフトの値段相場について詳しく解説します。
糸リフトの費用に違いが出る理由や費用を安くする方法、値段のみを重視して糸リフトを選ぶリスクなどもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

糸リフトの値段相場は1本1万円から10万円程度

糸リフトの値段相場は使用する糸の種類によって大きく変わり、1本あたり1万円〜10万円程度です。

しかし注意しなくてはいけないのが、糸リフトは1本のみで施術を行うことは少なく、通常は数本以上入れてリフトアップ効果を高めています。

例えば顔の輪郭を引き上げたい場合、両側で8~12本程度入れる方が多く、その場合は一度の施術で数十万円程度の値段になります。
多くのクリニックでは1本単位で値段設定しているため、クリニックを比較する際は1本あたりの値段をチェックするとよいでしょう。

また糸リフトの施術にかかる費用は糸の値段だけでなく、診察料やカウンセリング料などが追加でかかる可能性もあります。
追加費用の有無についてはクリニックによって異なるため、各クリニックの公式ホームページをチェックしましょう。

糸リフトの種類ごとの値段相場

糸リフトの値段は、種類によっても相場が異なります。
糸リフトは『溶けない糸リフト』と『溶ける糸リフト』の2つに分けられるため、ここではそれぞれの値段相場について解説します。

溶けない糸リフト

溶けない糸リフトは、皮膚に挿入した糸自体が半永久的に残る糸リフトです。
糸は皮膚に残るものの、リフトアップ効果自体は薄れていくため2~3年程度が目安となります。
体内に異物が残ってしまう懸念点があり、感染リスクがあるため一般的にはあまり推奨されません。
種類や本数により値段は異なりますが、1本あたり数万円です。糸リフトは基本的に複数本入れることが多いため、数百万円の費用がかかることもあります。

溶ける糸リフト

溶ける糸リフトは、挿入した糸が時間の経過とともに徐々に体内に吸収されていくものです。
溶けない糸リフトと異なり、体内に異物が残ってしまうことはありませんが、持続期間は短めのものが多くなります。

しかし近年は2~3年程度リフトアップ効果が持続するものもあり、副作用や感染のリスクが少ない点も大きな特徴となります。
溶ける糸リフトの値段相場は1本あたり1万円~数万円程度で、全体の施術費用は数万円~数百万円程度です。

溶ける糸リフトには以下のような種類があります。

  • PDO
  • PCL
  • PLA/PLLA
  • PCL+PLLA

ここでは上記4種類の特徴と値段相場についてそれぞれ解説します。

PDO

PDOは溶ける糸リフトの中でも特に使用頻度の多い種類で、多くのクリニックで採用されています。
肌内部でコラーゲンの生成を促しながら、自然なリフトアップ効果を実現できる特徴があります。
値段相場は1本1万円~2万円程度で比較的リーズナブルなため、糸リフトを試してみたいという方にもおすすめです。

PCL

PCLはリフトアップ効果と持続期間のどちらも優れた種類で、PDOと比べてより長期間の効果が期待できます。
柔軟性に優れた特徴も持っており、目元や口元などのよく動く部分に適しています。
PCLの値段相場は1本あたり数万円程度で、PDOと比べるとやや高めです。

PLA/PLLA

PLA/PLLAは、医療の手術にも使用されている素材が使われており、高いリフトアップ効果を持ちます。
持続期間も1年半~2年程度と長い点が特徴です。
PLA/PLLAの値段相場は1本あたり数万円程度ですが、持続期間が長いためコストパフォーマンスは高めです。

PCL+PLLA

PCL+PLLAは、PCLとPLLA両方の特徴を併せ持った素材です。
強力なリフトアップ効果と高い持続性を持っており、溶ける糸リフトの中では値段が高い部類に入ります。
1本あたりの値段相場は数万円以上ですが、リフトアップ効果と持続性どちらも重視したい人におすすめです。

糸リフトの費用に違いが出る理由

糸リフトの費用に違いが出る理由は主に4つ挙げられます。

  • 糸の種類による違い
  • 糸の本数による違い
  • 施術部位による違い
  • 複合しておこなう施術による違い

ここでは上記4つの理由についてそれぞれ解説します。

糸の種類による違い

糸リフトの費用に違いが出る理由の一つとして、糸の種類による違いが挙げられます。

糸リフトは種類によって品質や安全性、リフトアップ効果の高さ、効果の持続性などが大きく異なります。
一般的に品質や強度が高い糸は値段が高価になりやすいです。

ただし強度の高い糸は効果の持続期間が長いものが多く、コストパフォーマンスは高い傾向にあります。
糸リフトは糸の強度や品質、効果の持続期間など、トータル的に見て自分に合ったものを選びましょう。

糸の本数による違い

糸リフトの費用は、糸の本数によっても違いが出ます。

使用する本数は肌の状態や使用部位など個人差があるため、同じ種類の糸を使っていても人によってかかる費用が異なる場合があるでしょう。

施術部位ごとの本数の目安は以下の通りです。

片側の本数両側の本数
ほうれい線3本6本
フェイスライン3本6本
ほうれい線+フェイスライン6本12本

上記の本数は最低ラインのため、フェイスラインの糸リフトで両側6本以上使用するケースも少なくありません。
希望する仕上がりによって適切な本数が異なるため、医師と相談しながら選びましょう。

施術部位による違い

糸リフトの費用は、施術部位によっても違いが出ます。
施術部位によって使用する糸リフトの本数が異なるためです。

例えばほうれい線なら両側で最低6本必要になりますが、二重顎は2~3本程度で改善できる場合があります。
部分的な悩みは少ない本数で改善できるため値段は安く抑えられますが、フェイスラインや頬全体のリフトアップは本数が多くなるため、値段が高くなりやすいです。

複合しておこなう施術による違い

クリニックによって対応は異なりますが、糸リフトはほかの施術と複合して行うことも可能です。

例えば顔の脂肪吸引と糸リフトを組み合わせた施術や、脂肪注入と糸リフトを組み合わせた施術、ヒアルロン酸と糸リフトを組み合わせた施術などがあります。
糸リフトに加えてほかの施術も加わるため、値段は高価になりやすいです。
しかし複合施術によって理想の状態に近づきやすくなるため、より大きな変化を希望する方は検討してみるとよいでしょう。

糸リフトの費用を安くする方法は?

糸リフトの費用を安くする方法は3つ挙げられます。

  • 麻酔などの追加料金の有無をチェックする
  • 割引やキャンペーン・クーポンをチェックする
  • モニターとして施術を受けることを検討する

ここでは上記3つの方法についてそれぞれ解説します。

麻酔などの追加料金の有無をチェックする

糸リフトの費用を安くするためには、麻酔などの追加料金の有無をチェックすることが大切です。

糸リフトにかかる追加料金の例として、以下が挙げられます。

  • 麻酔料
  • 消毒料
  • 診察料
  • 再診料
  • カウンセリング料

特に麻酔料は糸リフトの施術料金に含まれていないことが多く、見落としてしまいがちです。

ほかにも上記のようにいくつかの追加料金がかかる場合があるため、糸リフトの施術を受ける際は、施術料金だけでなく追加料金も含めた総額料金をチェックしましょう。

割引やキャンペーン・クーポンをチェックする

糸リフトの費用を安くする方法として、割引やキャンペーン・クーポンを活用することが挙げられます。
すべてのクリニックにあるわけではありませんが、なかには割引システムを設けているところもあります。

クリニックにある割引の例として、以下のようなものがあります。

  • 初回限定割引
  • リピート割引
  • 紹介割引

割引やキャンペーンは期間限定で行われることも多いため、気になるクリニックがある場合は定期的に公式ホームページをチェックしてみましょう。

モニターとして施術を受けることを検討する

糸リフトの費用を安くするポイントとして、モニターとして施術を受けることを検討することも挙げられます。
クリニックのなかには、モニター料金を設けている場合もあります。
モニターとは施術前後の写真や感想をクリニックの広告などに使用する代わりに、割引料金で施術を受けられる制度です。
半額以下の値段で施術を受けられる場合もあるため、費用を抑えたい場合は検討してみるとよいでしょう。

しかしモニターには『インターネット上に写真が公開される』『審査基準がある』『施術後にモニターの取り下げができない場合がある』といったのデメリットもあるため、事前に条件を確認し慎重に確認することが大切です。

値段のみを重視して糸リフトを選ぶリスク

糸リフトを選ぶ際、値段のみを重視して選ぶのはおすすめできません。

値段のみを重視して糸リフトを選ぶリスクは以下の通りです。

  • 糸の本数が少なく不自然な仕上がりになる可能性がある
  • 挿入部分に違和感が残る恐れがある
  • 術後の引きつれや凹凸が生じる恐れがある

ここでは上記3つのリスクについてそれぞれ解説します。

糸の本数が少なく不自然な仕上がりになる可能性がある

値段のみを重視して糸リフトを選んでしまうと、糸の本数が少ないことが原因で不自然な仕上がりになる可能性があります。
糸リフトの値段は糸の本数によって変動するため、値段を安く抑えるために少ない本数を選んでしまう方もいます。
しかし本数が少ないと十分なリフトアップ効果が得られず、結果的に損をしたような気分になる可能性があるのです。
逆に本数が多すぎると、不自然に引き上がってしまう可能性もあります。

糸リフトの施術を受ける際は、施術部位や自分の顔の状態にあった本数を選ぶことが大切です。

挿入部分に違和感が残る恐れがある

値段のみを重視して糸リフトを選ぶと、挿入部分に違和感が残る恐れがあります。
糸リフトの値段は品質によっても左右され、安いものほど引き上げ力や強度が低い傾向にある点に注意が必要です。
そのため値段にのみ着目して糸リフトを選んでしまうと、十分なリフトアップ効果を得られなかったり、違和感が生じてしまったりといったトラブルが起こる可能性があります。

術後のひきつれや凹凸が生じる恐れがある

値段のみを重視してクリニックを選んでしまうと、術後のひきつれや凹凸が生じる恐れがあります。

すべてのクリニックがそうというわけではありませんが、相場よりも大幅に安い値段で施術を提供しているクリニックは、医師の技術力が不足している可能性が考えられるためです。

医師の技術力が不足していると、術後のひきつれや肌の凹凸、糸の透け感、感染症などが生じる場合があるため注意が必要です。

糸リフトを受けるクリニックの正しい選び方

糸リフトを受けるクリニックを選ぶときのポイントは以下の通りです。

  • 症例数や実績が豊富か
  • 悪い口コミが多くないか
  • カウンセリングが丁寧か
  • アフターフォロー体制が整っているか

医師の技術力を確認するためのポイントとして、症例数や実績が挙げられます。

症例や実績が多いクリニックであれば、多くの事例に対応した経験があると判断でき、信頼性も高くなります。

またカウンセリングの際は、メリットばかりではなくデメリットもきちんと説明してくれる医師が在籍するクリニックを選びましょう。

まとめ

糸リフトの値段相場は糸の種類や本数、施術部位によって異なりますが、1本1万円から10万円が目安です。

糸リフトの費用を安く抑える方法としては、麻酔などの追加料金の有無をチェックすること、割引やキャンペーンをチェックすることなどが挙げられます。

またモニター制度のあるクリニックなら、モニター料金で施術を受けることも検討してみるとよいでしょう。

カラーグランツクリニックでは、6本108,000円からスレッドリフト(ロング)の施術を行っています。

お客様一人ひとりの希望やお悩み、料金、回数などに沿った丁寧なカウンセリングを行っているため、ぜひ気軽にご相談ください。

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執筆者

天本 夏希

院長

天本 夏希Amamoto Natsuki

Color GlanZ Clinicのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。クリニックにご来院くださる皆様が「自分らしさ」を大切にできるよう、そして毎日鏡を見るたびに「Color GlanZ Clinicへ来てよかった」と思っていただけるような施術をご提供できるように、現状に満足することなく、学び続けることを心掛けております。

経歴
  • 2015年3月 佐賀大学医学部卒業
  • 2016年4月 国立病院機構佐賀病院 初期研修医
  • 2018年4月 湘南美容クリニック福岡院勤務
  • 2019年11月 福岡市内美容皮膚科勤務
  • 2023年9月 Color GlanZ Clinic勤務