眉(アイブロウ)アートメイク前後の注意点・NG行動!美容施術はいつから?長持ちのコツも紹介
アイブロウアートメイク(眉毛アートメイク)とは、眉毛が生える部分の皮膚に色素を入れることでアイブロウペンシルなどで毎日メイクをしなくても美しい眉ラインを維持できる施術です。
一度の施術で平均して2〜3年ほどは効果が持続するため、化粧の時間を短縮したい人やすっぴんでも整った眉毛を維持したい人におすすめです。
しかしアイブロウアートメイクには、施術を受ける前に知っておくべき注意点がいくつか存在します。
この記事では、アイブロウアートメイク後のNG行動や、長持ちさせるためのコツについて紹介します。
これからアイブロウアートメイクを受けようと思っている人や、施術後の過ごし方について不安がある人は参考にしてください。
眉(アイブロウ)アートメイクを受ける前に知っておきたい注意点
アイブロウアートメイクを受ける際は、事前に以下の注意点について知っておく必要があります。
施術直後は一時的に色が濃く見える
施術直後のアイブロウアートメイクは、時間が経って落ち着いた状態よりも色が濃く見える場合があります。
これは、色素を注入する際にできた傷がかさぶたになるためで、1週間ほどかけて改善され自然な見た目に近づいていきます。
アイブロウアートメイクのかさぶたは茶色や黄色をしており、薄い膜のような状態の場合が多いため、基本的にはあまり目立ちません。
施術直後のアイブロウアートメイクの濃さには個人差があるため、気になる人はこの期間中に大切な予定が入らないように調整しましょう。
施術したアイブロウアートメイクは容易に消せない
一度施術したアイブロウアートメイクは、簡単には消せません。
すぐに消したい場合には除去施術が必要ですが、数回の施術とダウンタイムを繰り返すため除去までに時間がかかります。また色素が取り除けても肌に負担がかかり、施術の痕跡が残ったり眉毛が生えてこなくなったりするリスクがあります。
アイブロウアートメイクをする際は容易に消せないリスクを十分に理解して、クリニック選びやカウンセリング時のデザイン選びは慎重に行いましょう。
複数回施術しないと色素が定着しづらい
アートメイクの色素を定着させるためには、複数回の施術が推奨されます。
アイブロウアートメイクに限らず、アートメイクは一回のみの施術では肌にインクが上手くなじまず、均一に色が定着しないケースが多いです。繰り返して施術することで、色素が肌に順応し、定着する割合が高まります。
アイブロウアートメイクでしっかり色を定着させたい場合は、少なくとも2回の施術が効果的です。
ダウンタイム中の行動が制限される
アイブロウアートメイクのダウンタイム中は、禁止される行為があるほか、見た目に違和感が生じることで外出するのに抵抗が生まれるなどの理由で行動が制限されます。
施術部分に赤みやかさぶたなどが起こることがありますが、ダウンタイム中は施術部位には化粧品が使用できなくなるため、メイクでのカバーはできません。
スキンケア用品の使用が制限される
アートメイクをする場合、スキンケア用品の使用が制限されるため注意が必要です。
アイブロウアートメイクのダウンタイム中は、施術部分を避けて洗顔しなければいけないほか、化粧水や乳液も患部へは使用できず、水で濡らすこともできません。
また色素が定着した後でも、アートメイクの持ちが悪くならないよう、ピーリング効果のある化粧品の使用も控えたほうが無難です。
定期的なメンテナンスが必要
アイブロウアートメイクをきれいな状態で維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。
最初に2回施術をして色素を定着させたのち、きれいな状態を維持するためには年に1回ほどのリタッチが有効ですが、その都度料金が発生します。
眉(アイブロウ)アートメイク前後にやってはいけないNG行動
ここからは、アイブロウアートメイクの前後にやってはいけないNG行為を紹介します。
日焼けをする
アイブロウアートメイクの前後は、日焼けを避けましょう。
施術前の日焼けは、肌へダメージを与えることで施術時のトラブルにつながる恐れがあり、施術後の日焼けはアートメイクの変色や色褪せを引き起こす可能性があります。
アートメイクの前後は紫外線対策をして、肌が健康な状態を維持することが大切です。
眉毛にブリーチをする
アイブロウアートメイクの前後は、眉毛のブリーチを避けましょう。
施術前にブリーチをすると肌にダメージがかかり、トラブルのもとになる恐れがあるため、施術1週間前までには済ませてください。
施術後のブリーチはアートメイクを色落ちさせる可能性が高まるため、施術後1ヶ月が経過するまでは避けましょう。
眉毛の自己処理をする
アイブロウアートメイクの前後は、眉毛の自己処理を控えましょう。
施術時は本来の眉毛の位置や地毛の生え方を確認しながらデザインを決めるため、あえて抜いたり剃ったりすることは避け、自然な状態での来院が推奨されます。
眉毛の自己処理は肌に負担をかけ、施術による肌トラブルや傷の悪化を引き起こす原因にもなるため、施術の前後1週間はカミソリやシェーバーの使用は避けましょう。
他の美容治療の施術を受ける
アイブロウアートメイクの前後は、以下のような美容施術を避けることが望ましいです。
- ピーリング
- フォトフェイシャル
- レーザー治療
- ヒアルロン酸注射
- 美容整形
アートメイクの前後にほかの美容施術を受けると、アートメイクの仕上がりに影響が出たり肌トラブルが起きやすくなったりするため注意が必要です。
ピーリングやフォトフェイシャルは、肌のターンオーバーを早め、アートメイクの色の定着を妨げる可能性があります。
ピーリングの施術前後1ヶ月、フォトフェイシャルの施術前後1週間はアートメイクの施術を避けましょう。
レーザー治療はアートメイクの除去にも用いられるため、デザインが薄くなる可能性があり、肌にダメージを与えやすくなります。
レーザー治療の前後2週間は、アートメイクの施術を避けましょう。
ヒアルロン酸注射、美容整形は、顔の形が変わることでアートメイクのデザインが歪む可能性があります。
ヒアルロン酸注射は施術前後1ヶ月はアートメイクの施術を避けましょう。
美容整形をはじめ、肌に負担をかける施術を受ける場合は、肌が健康な状態になるまでアイブロウアートメイクを受けられません。
同時並行で複数の施術を受けたい場合は、後悔しないためにも医師に必ず相談しましょう。
眉(アイブロウ)アートメイクを受けるときのポイント
ここからは、アイブロウアートメイクを受けるときのポイントについて紹介します。
行事やイベントを避けて施術を受ける
アイブロウアートメイクは、行事やイベントを避けて受けることが推奨されます。
ダウンタイム中は施術部分の色が濃く見えたり、赤みや腫れなどのトラブルが発生したりする可能性があるためです。また想像と違うデザインになったとしても、メイクでカバーできません。
アイブロウアートメイクを受ける際は、副作用やダウンタイム中の経過を考慮してプライベートの計画を立てることが大切です。
ターンオーバーの周期を早める行為を避ける
アイブロウアートメイクを受ける際は、ターンオーバーの周期を早める行為を避けましょう。
ターンオーバーの周期が早まると、アートメイクの色落ちが促進される可能性があります。ピーリング効果のあるアイテムの使用や、クリニックでの施術は前後1ヶ月を避けましょう。
1ヶ月以上経ってから使用する場合でも、施術部分への使用は避けるなどの工夫をすることで長持ちしやすくなります。
トレンドや髪色に合わせたデザインを楽しむ
アイブロウアートメイクを施す際は、トレンドや髪色に合わせたデザインを楽しみましょう。
アートメイクをきれいな状態で保つためには定期的なリタッチが欠かせませんが、メイクやファッション、髪色のトレンドなどに合わせてさまざまなデザインを楽しめるメリットがあります。
また人は加齢とともに髪色や顔つきが変わるため、アートメイクが薄くなってきたタイミングでその都度似合いそうなデザインに変えることも可能です。(大幅なデザイン変更はできかねます。)
リタッチの目安1年に1回ですので、思うままにアートメイクを楽しんでみてください。
眉(アイブロウ)アートメイクを長持ちさせるダウンタイム中の過ごし方
ここからは、アイブロウアートメイクを長持ちさせるダウンタイム中の過ごし方について紹介します。
サウナやプール、汗をかくスポーツは避ける
アイブロウアートメイクを長持ちさせるためには、ダウンタイム中のサウナやプール、汗をかくスポーツなどを避けましょう。
サウナや激しいスポーツは血行を促進し、肌の代謝を活発にする働きがあるため、ダウンタイム中は避けた方が賢明です。
プールやサウナなどは多くの人が利用するため、施術後の傷がある状態では感染症のリスクがあります。
かさぶたが剥がれ、色素が定着するまでは自宅で入浴するようにしましょう。
肌の赤みや腫れは濡らさないように冷やす
アイブロウアートメイクのダウンタイム中に肌の赤みや腫れが見られたら、濡らさないように冷やしましょう。
アートメイクは肌に直接傷をつけて色素を注入する施術であるため、炎症により赤みや腫れを引き起こすケースがあります。
施術部分に水分が付着するとアートメイクの定着が悪くなる可能性があるため、タオルで覆った保冷剤で冷やすのがおすすめです。
かさぶたは自然に剥がれるのを待つ
アイブロウアートメイクを長持ちさせるためには、かさぶたが自然に剥がれるのを待ちましょう。
アートメイクの施術でできたかさぶたには、施術部分を保護したり色素の流出を防いだりする役割があります。無理に剥がすと、治りが遅くなる、感染症を引き起こす、傷跡が残るなどのリスクがあります。
かゆみを感じる場合もありますが、きれいな仕上がりにするためには、触ったり掻いたりせず自然に剥がれるのを待つことが大切です。
万が一、血が混ざったような赤黒いかさぶたや、1週間以上経過しても剥がれないような頑丈なかさぶたが残る場合はクリニックに相談してください。
クリニックの指示に従って保湿する
アイブロウアートメイクを長持ちさせるためには、クリニックの指示に従ってしっかり保湿をしましょう。
ダウンタイム中の施術部分は、乾燥によりかゆみが生じやすく、傷の治癒も遅くなっているため、保湿が欠かせません。市販の保湿クリームや化粧品などは施術部分に使用できないため、クリニックで処方されたワセリンを医師の指示に従って使用しましょう。
眉へのメイクは避ける
アイブロウアートメイクを長持ちさせるためには、ダウンタイム中の眉へのメイクを避けましょう。
施術部分が治りきっていない状態でメイクをすると、色素の定着に影響が出たり、傷口から感染症を引き起こしたりする可能性があります。
出血がなくても、施術部分は刺激に敏感になっているため、ダウンタイムが終了したあともメイクをする際は清潔なメイクブラシやパフを使用しましょう。
まとめ
アートメイクは前後の過ごし方で仕上がりが左右されるため、事前の準備と知識をつけておくことが大切です。
ダウンタイム中は温泉やプールを利用を控える必要がありますが、デザインが定着したあとは今まで以上にすっぴんに自信が持てるようになるはずです。
カラーグランツクリニックでは、手彫り、マシンで施術するアイブロウアートメイクを3種類取り扱っていて、カラーのほか毛並みの選択もできます。
事前のカウンセリングでお肌の状態を確認し麻酔を使用するため、痛みが心配な方もリラックスして施術を受けやすいです。
お客様の希望の色や形を聞き、アートメイクのプロがアドバイスを行いながら、一緒にデザインを選択します。
初めてアートメイクを受ける人も、他院からのお直しを検討している人もぜひご利用ください。
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執筆者
院長
天本 夏希Amamoto Natsuki
Color GlanZ Clinicのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。クリニックにご来院くださる皆様が「自分らしさ」を大切にできるよう、そして毎日鏡を見るたびに「Color GlanZ Clinicへ来てよかった」と思っていただけるような施術をご提供できるように、現状に満足することなく、学び続けることを心掛けております。
経歴
- 2015年3月 佐賀大学医学部卒業
- 2016年4月 国立病院機構佐賀病院 初期研修医
- 2018年4月 湘南美容クリニック福岡院勤務
- 2019年11月 福岡市内美容皮膚科勤務
- 2023年9月 Color GlanZ Clinic勤務