肌を「育てる」新常識。肌育製剤で始める、10年後も美しい肌づくり

即効性から“肌本来の力”を引き出す時代へ
美容医療といえば、「シミがすぐ消える」「毛穴が目立たなくなる」「たるみがリフトアップする」など、即効性を求める方が多いのが現状です。
しかし、最近の美容トレンドは少しずつ変化しています。
注目されているのは、「肌そのものを育てていく」というアプローチ。“一時的に変える”のではなく、“持続的に育てる”ことで、年齢を重ねても揺らぎにくく、美しく健やかな肌を目指す「肌育(はだいく)」です。
当院(福岡県北九州市小倉北区)では、この肌育という考え方に基づいた施術やスキンケア提案を行っており、特に「肌育製剤」によるアプローチが好評です。

今回は、その「肌育製剤」について、基礎知識から選び方、当院の導入製剤までを詳しくご紹介します。
肌育製剤とは?
「肌育製剤」とは、肌のハリ・弾力・潤い・キメなど、肌の基礎力を内側から底上げする注入製剤です。従来のように表面の症状だけをケアするのではなく、肌内部の構造や細胞の働きに働きかけて、**“肌そのものを強く美しく育てる”**のが目的です。
使用される成分はさまざまですが、代表的なものは以下の通り:
- ポリヌクレオチド(PN):細胞修復や肌再生を促す成分。リジュランやプルリアルなどが代表格。
- ヒアルロン酸(低濃度・非架橋):水分保持力が高く、肌の潤いと弾力を改善。
- アミノ酸・ペプチド:肌構造を形成する成分を補い、ハリを育てる。
これらの製剤は単体でも、複数を組み合わせても使用可能で、肌状態やお悩みに応じて最適なプランを組み立てることが可能です。
なぜ今「肌育」が注目されているのか?
肌トラブルの根本原因は「基礎力の低下」
年齢を重ねると、コラーゲンやヒアルロン酸の産生が落ち、肌の回復力が遅れがちになります。これが、シワ・たるみ・乾燥・くすみといった悩みにつながります。
このような肌の衰えに対し、「一時的に補う」のではなく、「肌自身に再生する力を呼び戻す」ことが、根本的な解決策になります。
老化の原因は“年齢”だけじゃない
肌のハリ・ツヤの低下やシワ・たるみの進行は、単なる加齢によるものと思われがちですが、実は「生活習慣」や「スキンケアの方法」も大きく関わっています。
特に以下のような要因が、肌の自力を奪っています
- 過剰なピーリングや角質ケア
- 紫外線・ブルーライトによる光老化
- インナードライによるバリア機能の低下
- 睡眠不足やストレスによるホルモンバランスの乱れ
こうしたダメージが蓄積すると、肌の再生サイクルが乱れ、自己修復能力も低下してしまいます。
美容医療は“点”ではなく“線”で考える時代
従来は「気になるところを一時的に整える」点的アプローチが主流でしたが、今は「将来の肌まで見据えて整えていく」線的・面の美容医療が主流になりつつあります。
肌育製剤は、以下のような肌悩みのある方に特におすすめです。

✔ ハリや弾力の低下が気になる
年齢とともに減少するコラーゲンやエラスチンの生成を促し、内側からふっくらとした弾力肌へ。
✔ くすみ・肌のトーンダウンが気になる
肌代謝を整えることで、くすみの原因であるメラニンの排出をスムーズに。透明感のある肌に。
✔ 毛穴の開き・たるみが気になる
肌のハリが出ることで、毛穴の引き締まりも実感できます。たるみによる毛穴の楕円化にも対応。
✔ 肌トラブルが起きやすい・治りにくい
肌のバリア機能を育てることで、炎症・乾燥に負けにくい肌環境を整えます。
5年後、10年後も美しい肌でいたいという方にこそ、「肌育製剤」という選択肢はおすすめです。
肌育製剤の施術方法とダウンタイム
導入方法は以下の通りです。
- メソガン・水光注射:皮膚表面にまんべんなく微量注入。ダウンタイムが比較的軽め。
- 手打ち注射:目元・口元など繊細な部位に適した精密な注入が可能。
ダウンタイム
- 施術直後に赤み・腫れ・内出血のリスクあり(数日〜1週間程度で軽快)
- メイクは翌日から可能
- 入浴・飲酒・激しい運動は24時間控えるのがベター
当院おすすめの肌育製剤ラインナップ
当院では、国内外の肌育製剤の中から、医師とスタッフが厳選した製剤のみを導入しています。以下は一例です。
■ ポリヌクレオチド製剤(PN製剤)
【リジュラン】
- 主成分:ポリヌクレオチド(PN)
- 特長:皮膚再生を促進し、弾力・潤い・ツヤを高める
- 対応悩み:目元・口元の小ジワ、乾燥、毛穴、ハリ不足
- 人気部位:目周り、頬、首
【プルリアル】
- 主成分:ポリヌクレオチド(PN )+ 非架橋ヒアルロン酸
- 特長:肌再生+保湿のハイブリッド。潤いと再生のWアプローチ
- 対応悩み:全顔のハリ、毛穴、小ジワ、肌の滑らかさ
- 特筆:ヨーロッパ製のCEマーク取得製剤で安全性も高い
■ 架橋ヒアルロン酸製剤
【ジュビダーム・ボライトXC】
- 主成分:低濃度の架橋ヒアルロン酸
- 特長:自然な潤いと弾力を肌に与え、テクスチャー改善に最適
- 対応悩み:乾燥、キメの乱れ、ハリ不足、化粧ノリの悪さ
- 人気部位:頬、口周り、フェイスライン
■ バイオリモデリング製剤
【ジュベルック(Juvelook)】
- 主成分:ポリ乳酸(PDLLA)+非架橋ヒアルロン酸
- 特長:肌内部にコラーゲンを長期的に生成。ふっくら感をもたらす
- 対応悩み:毛穴の開き、肌質の粗さ、たるみ毛穴
- 特筆:数か月にわたり肌内部で作用し続けるため、持続力に優れる
■ アミノ酸製剤
ジャルプロ、スネコス
- 主成分:非架橋ヒアルロン酸+アミノ酸
- 効果:コラーゲンやエラスチンの生成を刺激し、肌の構造そのものを整える。
- 対応悩み:目元・口元のちりめんジワ、自然なハリ不足・たるみ予防、キメの乱れ・乾燥小ジワ、肌全体の老化予防・予防美容
- 特徴:ナチュラルな変化を求める方、ダウンタイムが少ない施術を希望する方に人気
肌育製剤はどのくらいで効果が出るの?
肌育は“即効性”というよりも、中長期的に肌質改善を感じていくアプローチです。
効果実感までの目安:
- 1回目〜2回目: 肌のハリ感・水分量が上がる
- 3〜4回目: キメが整い、透明感アップ
- 5回目以降: 弾力の回復、毛穴の引き締まり、トーンアップなど
もちろん個人差はありますが、**定期的な継続(2~4週間おきに3〜5回)**で、より安定した美肌へ導きます。
よくあるご質問(Q&A)
Q. 肌育製剤はどんな肌質でも合いますか?
A. 乾燥肌・脂性肌・敏感肌など、ほぼすべての肌質に対応できます。医師が診察を行い、適切な製剤を選定します。
Q. ダウンタイムはありますか?
A. 導入方法にもよりますが、注射を用いる場合、赤みや内出血が数日程度出ることがあります。翌日からメイク可能です。
Q. 敏感肌でも施術できますか?
A. 肌の状態を見極めた上で、刺激の少ない製剤や導入法をご提案いたします。敏感肌の方こそ「肌育」で根本から肌を強くしていくことが大切です。
肌育は、未来の自分への“投資”
「いまの肌をどうにかしたい」という願いは、誰しもが持つもの。でも、数年後、10年後の自分の肌に後悔しないためには、今の選択がとても重要です。
美容医療は、単なる“アンチエイジング”ではなく、自分自身の肌と向き合うことができる時間でもあります。
「なんとなく老けた気がする…」「最近スキンケアの効きが悪い…」と感じたら、それは肌からのサインかもしれません。
まずは一度、私たちと一緒にあなたの肌を見つめなおしてみませんか?

肌育製剤のご相談は、カラーグランツクリニックへ
肌育は、単なる「改善」ではなく、“肌の未来”を見据えた投資のようなもの。
30代以降の肌は、丁寧なケアにしっかり応えてくれる力を持っています。
当院【福岡県北九州市小倉北区】にあるカラーグランツクリニックでは、経験豊富な医師が丁寧なカウンセリングのもと、お一人おひとりの肌質・お悩みに合わせた「肌育プラン」をご提案いたします。
- 肌診断機を用いたカウンセリング
- 初回価格設定の肌育プランあり
- 土日も診療・駅チカ(徒歩5分)で通いやすい
「美容皮膚科が初めてで不安…」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
Dr手打ち注射・水光注射ご予約・お問い合わせはこちら
執筆者

院長
天本 夏希Amamoto Natsuki
Color GlanZ Clinicのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。クリニックにご来院くださる皆様が「自分らしさ」を大切にできるよう、そして毎日鏡を見るたびに「Color GlanZ Clinicへ来てよかった」と思っていただけるような施術をご提供できるように、現状に満足することなく、学び続けることを心掛けております。
経歴
- 2015年3月 佐賀大学医学部卒業
- 2016年4月 国立病院機構佐賀病院 初期研修医
- 2018年4月 湘南美容クリニック福岡院勤務
- 2019年11月 福岡市内美容皮膚科勤務
- 2023年9月 Color GlanZ Clinic勤務