ヒアルロン酸のダウンタイム期間は?症状と回復を早める過ごし方を解説

ヒアルロン酸のダウンタイム期間は?症状と回復を早める過ごし方を解説

ヒアルロン酸注射に関心はあるものの、施術後のダウンタイムがどれくらい続くのか、どのような症状が出るのか不安に思う方は少なくないでしょう。

仕事や日常生活への影響を考えると、なかなか一歩を踏み出せないかもしれません。

この記事では、ヒアルロン酸注射のダウンタイム期間や主な症状、ダウンタイムが生じる理由について詳しく解説します。

さらに、部位ごとの特徴や、回復を早めるための過ごし方のポイント、そしてダウンタイムの不安を軽減するためのクリニック選びまで、幅広く紹介します。

正しい知識を身につけ、安心して施術を検討するために、ぜひ参考にしてください。

ヒアルロン酸注射のダウンタイムはいつまで?

ヒアルロン酸注射のダウンタイムはいつまで?

ヒアルロン酸注射のダウンタイムは、注入する部位や量、個人の体質によって異なります。

ほとんどの場合、施術後に大きな制限はなく、すぐに普段通りの生活に戻れることが一般的です。

しかし、人によっては注射部位に軽い赤みや腫れ、内出血といった症状が現れることがあります。

特に、皮膚の薄い部位や血管の多い部位では症状が少し長引くこともありますが、多くはメイクでカバーできる程度です。

もし症状の程度が強かったり、長引いていたりしている場合は、施術を受けたクリニックへ相談することをおすすめします。

ヒアルロン酸注射でダウンタイムが生じる理由

ヒアルロン酸注射でダウンタイムが生じる理由

ヒアルロン酸注射後にダウンタイムが生じるのは、いくつかの理由が関係しています。

施術を受ける前にその理由を理解しておくと、過度に不安を感じることなく、落ち着いて対処できるでしょう。

ここでは、ヒアルロン酸注射でダウンタイムが生じる主な理由を紹介します。

注入時の針による組織への刺激

ヒアルロン酸を注入する際には、皮膚に針を刺す必要があります。

その際に、針が皮膚や皮下の組織、血管に微細なダメージを与えることがあり、これが痛みや赤み、内出血といった症状を引き起こす一因となるのです。

特に、毛細血管が豊富な唇や鼻、皮膚の薄い目の周りなどでは、内出血が出やすい傾向が見られます。

ヒアルロン酸製剤が持つ吸水性

ヒアルロン酸は、1gで約6リットルもの水分を抱え込むことができるほど、高い保水力を持つ成分です。

この性質が肌にハリや潤いをもたらしますが、一方で、注入後に周辺組織の水分を吸収し、一時的なむくみや腫れとして現れることがあります。

ヒアルロン酸が持つ特性による自然な反応であり、通常は数日かけて製剤が組織になじむことで徐々に落ち着いていきます。

アレルギー反応や体質による影響

医療用として使用されているヒアルロン酸製剤の多くは、非動物由来の成分で精製されており、アレルギー反応のリスクは低いとされています。

しかし、ごくまれに製剤に含まれる架橋剤や添加物に対してアレルギー反応を起こす可能性もゼロではありません。

また、もともとアレルギー体質の方や、むくみやすい、内出血が出やすいといった体質的な要因も、ダウンタイムの症状の出方や期間に影響を与えることがあります。

施術前のカウンセリングで、既往歴や体質について正確に医師に伝えることが大切です。

ヒアルロン酸注射のダウンタイム中に現れることがある症状

ヒアルロン酸注射のダウンタイム中に現れることがある症状

ダウンタイム中には、いくつかの症状が現れる可能性がありますが、そのほとんどは一時的なものです。

どのような症状が起こり得るのかを事前に知っておくことで、いざという時に冷静に対応できます。

ここでは、ダウンタイム中によく見られる4つの症状について解説します。

針による刺激で起こる痛みや赤み

注射針を刺すことによる物理的な刺激で、施術部位にジンジンとした痛みや、ポツっとした赤みが出ることがあります。

これは皮膚が受けたダメージに対する正常な反応で、多くの場合、痛みは施術当日、赤みは数時間〜翌日には自然と軽快します。

痛みの感じ方には個人差がありますが、我慢できないほどの強い痛みが続くことはまれです。

痛みが気になる場合は、患部を冷やすことで感覚を和らげることができます。​

ヒアルロン酸の性質による腫れやむくみ

ヒアルロン酸が持つ吸水性により、施術部位やその周辺が腫れたり、むくんだりすることがあります。

腫れは施術直後から現れはじめ、2〜3日程度で目立たなくなるのが一般的な経過です。

特に、皮膚が薄い目の下やまぶたなどは、むくみが顕著に現れやすい部位といえます。​

血管への影響で現れる内出血(あざ)

注入時に針が毛細血管を傷つけると内出血が起こり、皮膚の下に青紫色や赤紫色のあざとして現れることがあります。

内出血は施術直後よりも、数日経ってから色が濃くなることもあります。

その後、数日〜2週間ほどの時間をかけて「青紫色→緑色→黄色」と色が変化しながら徐々に吸収され、やがてきれいに消えていくのが一般的です。

内出血はメイクでカバーできる場合がほとんどですが、気になる場合はマスクや帽子などで隠して過ごすとよいでしょう。

製剤がなじむ過程でのしこりや違和感

施術後しばらくの間、ヒアルロン酸を注入した部分を触ると、軽いしこりのような硬さを感じたり、表情を動かしたときに引きつるような違和感を覚えたりすることがあります。

これは、注入されたヒアルロン酸がまだ完全に周囲の組織になじみきっていないために起こる現象です。

時間経過により徐々に組織と一体化し、なめらかで自然な感触になっていきます。

マッサージは製剤を移動させてしまう恐れがあるため、無理に行わず、自然になじむのを待つことが大切です。

【部位別】ヒアルロン酸注射のダウンタイムの特徴

【部位別】ヒアルロン酸注射のダウンタイムの特徴

ダウンタイムの症状や期間は、注入する部位の皮膚の厚さや動き、使用する製剤の種類によっても大きく異なります。

ここでは、施術部位別にダウンタイムの特徴と注意点を解説します。

額・こめかみ|重さや鈍痛を感じやすい

丸みのある女性らしい額や、ふっくらとした若々しいこめかみを形成するためには、ある程度の量のヒアルロン酸を比較的広い範囲に注入します。

そのため、施術後は頭が重く感じるような圧迫感や、ズーンとした鈍痛を感じることがあります。

また、注入されたヒアルロン酸の重みで、一時的にまぶたの腫れぼったさを感じることがあるでしょう。

内出血や腫れが落ち着くまでに数日〜2週間ほどかかる場合があるため、少し長めに様子を見ましょう。

涙袋・目の下|皮膚が薄く内出血が出やすい

涙袋や目の下は顔の中でも特に皮膚が薄く、毛細血管が密集しているため、内出血が出やすい部位です。

内出血やむくみが現れた場合、数日〜2週間程度で徐々に落ち着いていきます。

症状はメイクでカバーできることが多いですが、大切な予定がある場合は日程に余裕を持って施術を受けるとよいでしょう。

鼻・顎|硬めの製剤による違和感や腫れ

鼻筋を高くしたり、シャープな顎のラインを形成したりする施術では、形を保つために比較的硬さのあるヒアルロン酸製剤が用いられます。

そのため、製剤が組織になじむまで、他の部位よりもしこりのような違和感や異物感を感じやすいかもしれません。

腫れや内出血は数日〜2週間程度で軽快していくことが多く、マスクで隠しやすい部位でもあります。

ほうれい線・唇|動かす部位特有のなじむまでのつっぱり感

ほうれい線や唇は、話したり、食事をしたり、笑ったりと、日常的によく動かす部位です。

そのため、ヒアルロン酸が組織になじむまでは、表情を動かしたときに引きつるような感覚やつっぱり感を覚えることがあります。

特に唇は、腫れが出やすく、一時的に思ったよりもボリュームが出過ぎたと感じることがありますが、これはダウンタイムの典型的な症状です。

ダウンタイム自体は2〜3日と比較的短いことが多いですが、個人差があります。

ヒアルロン酸注射のダウンタイムを悪化させないためのポイント

ヒアルロン酸注射のダウンタイムを悪化させないためのポイント

ダウンタイム中の過ごし方を少し工夫するだけで、症状の悪化を防ぎ、回復を早めることが期待できます。

ここでは、ダウンタイムを悪化させないための4つのポイントを紹介します。

患部を冷却する

施術当日から翌日にかけて、注入部位に熱っぽさや痛み、腫れを感じる場合は、以下の手順で患部を冷やしましょう。

  • 清潔なガーゼやタオルで保冷剤を包む
  • 患部に優しく当てる
  • 痛みや腫れが気になる間、1日に数回繰り返す

冷却によって血管が収縮し、炎症反応が抑制されるため、腫れや内出血の広がりを抑える効果が期待できます。

ただし、冷やしすぎは血行不良を招き、かえって回復を遅らせる可能性もあるため、感覚がなくなるほど冷やしたり、長時間当て続けたりしないように注意しましょう。

内出血や腫れを広げないため刺激を避ける

施術後の注入部位はデリケートな状態です。

不必要な刺激は、症状の悪化や製剤の移動につながる恐れがあるため、以下の点に注意しましょう。

  • 施術部位を強く押したり、こすったり、揉んだりしない
  • 洗顔やスキンケアは、肌に摩擦を与えないよう優しく行う
  • 美顔器やフェイスマッサージは、3週間程度は控える
  • 就寝時は、注入部位が圧迫されないよう仰向けで寝ることを心がける

注入したヒアルロン酸が組織に定着するまでは、できるだけ患部に触れないよう意識して過ごしましょう。

血行を促進する長時間の入浴や飲酒を控える

体全体の血行が良くなると、血管が拡張して血流が増加するため、注入部位の腫れや赤み、内出血といった症状が強く出やすくなります。

そのため、施術当日は、長時間の入浴や飲酒は控えましょう。

施術後しばらくは、血行を過度に促進するような行為は避け、体をクールダウンさせることを意識しましょう。

症状が落ち着いてくれば、徐々に普段の生活に戻して問題ありません。

サウナや激しい運動は1週間程度避ける

サウナや激しい運動も、体温を上昇させて血行を促進する行為です。

腫れやむくみといった症状を長引かせないためにも、施術後1週間程度は控えることをおすすめします。

ウォーキングなどの軽い運動であれば問題ない場合もありますが、判断に迷う場合は自己判断せず、クリニックに確認しましょう。

ダウンタイムの不安を軽減する信頼できるクリニックの選び方

ダウンタイムの不安を軽減する信頼できるクリニックの選び方

ヒアルロン酸注射の仕上がりの美しさや、ダウンタイムの程度は、施術を行う医師の技術力や経験に大きく左右されます。

満足のいく結果を得るために、クリニック選びは慎重に行いましょう。

ここでは、信頼できるクリニックを見極めるための3つのポイントを紹介します。

一人ひとりに適したヒアルロン酸製剤を提案してくれるか

ヒアルロン酸には、さまざまなメーカーから多種多様な製剤が販売されており、それぞれ硬さや持続期間、適した部位が異なります。

経験豊富な医師は、一人ひとりの肌質や骨格、そしてお悩みや理想の仕上がりに合わせて、最適な製剤を選択・提案してくれます。

カウンセリングの際に、どのような製剤を使用するのか、なぜその製剤が適しているのかを丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。

カウンセリングでデメリットに丁寧に説明してくれるか

どのような美容医療にも、メリットだけでなく、リスクやデメリットが存在します。

カウンセリングの際に、期待できる効果ばかりを強調するのではなく、ダウンタイムの症状や期間、起こりうる合併症などのデメリットについても、正直に説明してくれるクリニックは信頼できるでしょう。

患者様の不安や疑問に真摯に耳を傾け、納得できるまで説明してくれる姿勢があるかどうかも重要な判断基準です。

万が一の際に迅速に対応するアフターフォロー体制があるか

ヒアルロン酸注射は比較的リスクが少ない施術とされていますが、強い痛みや長引く腫れなど通常と違う症状が出た場合は、早めの対応が重要です。

そのため、次のようなアフターフォローが整っているクリニックを選びましょう。

  • 施術後の経過観察の診察があるか
  • 緊急時にすぐ連絡できる体制が整っているか
  • アレルギー反応や血管閉塞が起きた際に対応できるか
  • ヒアルロン酸を溶かす分解注射が使用できるか

こうしたアフターフォロー体制が充実しているクリニックを選ぶと、万が一の際にも安心です。

まとめ

ヒアルロン酸注射のダウンタイムの主な症状として、赤み、腫れ、痛み、内出血などが現れることがあります。

これらの症状は一時的なものであり、時間の経過とともに自然に軽快していきますが、施術後の過ごし方によって回復期間は変わります。

血行を促進する行為を避け、患部を刺激しないよう安静に過ごすことが、ダウンタイムを長引かせないために大切です。

カラーグランツクリニックでは、丁寧なカウンセリングを通じて最適な治療法をご提案いたします。

ダウンタイムの経過やリスクについても、ご納得いただけるまで詳しくご説明し、万全のアフターフォロー体制で施術後の不安もサポートします。

ヒアルロン酸注射に関する疑問がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

ヒアルロン酸注射ご予約・お問い合わせはこちら

執筆者

天本 夏希

院長

天本 夏希Amamoto Natsuki

Color GlanZ Clinicのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。クリニックにご来院くださる皆様が「自分らしさ」を大切にできるよう、そして毎日鏡を見るたびに「Color GlanZ Clinicへ来てよかった」と思っていただけるような施術をご提供できるように、現状に満足することなく、学び続けることを心掛けております。

経歴

  • 2015年3月 佐賀大学医学部卒業
  • 2016年4月 国立病院機構佐賀病院 初期研修医
  • 2018年4月 湘南美容クリニック福岡院勤務
  • 2019年11月 福岡市内美容皮膚科勤務
  • 2023年9月 Color GlanZ Clinic勤務