ニキビの位置で原因が違う?部位別に見る原因とケア方法
ニキビができる位置によって原因が違うと聞くと、意外に感じる方もいるかもしれません。
同じように見えるニキビでも、部位によって皮脂量や刺激の受けやすさが異なり、発生の背景も大きく変わります。
この記事では、ニキビの位置に注目し、原因と対策、そして必要に応じた治療法までわかりやすく整理しました。
繰り返すニキビに悩んでいる方は、自分の症状に合ったケアを見つけるヒントにしてみてください。
なぜニキビの位置が重要なのか

ニキビは、できる位置によって原因が異なることがあります。
皮脂の分泌量や毛穴の密度、肌の厚み、外的刺激の影響など、部位ごとに肌環境が違うためです。
例えば、額や鼻まわりのTゾーンは皮脂が分泌されやすい部位で、過剰な皮脂分泌や毛穴詰まりが起こりやすいです。
一方、あごや口まわりはホルモンバランスやストレス、腸内環境の乱れなど内的要因が関係しやすいとされています。
さらに、頬やフェイスラインではマスクや髪の摩擦、枕カバーの汚れなど外的要因が悪化の一因となることもあります。
このように「どこにできるか」を知ることは、適切なケア方法を選ぶための大切な手がかりです。
原因を理解し、肌の状態に合ったケアを行うことで、繰り返すニキビを防ぎやすくなります。
【位置別】ニキビの原因・対策・治療法

ニキビは「同じできもの」に見えても、発生する位置によって原因が大きく異なります。
ここからは、部位ごとに異なる原因と必要なケア、改善しない場合の治療法をまとめて紹介します。
自分のニキビがどのタイプに当てはまるのか理解することで、より適切な対策を選びやすくなるでしょう。
おでこ・眉間まわりにできるニキビ
おでこや眉間まわりは皮脂腺が多い部位で、思春期から大人までニキビが出やすいエリアです。
皮脂分泌が増えやすいことに加え、前髪が触れることで汗・皮脂・整髪料が付着し、毛穴が塞がりやすい状態が生まれ、ニキビができやすくなります。
また、睡眠不足やストレスによるホルモンの変動が影響し、この部位のニキビを悪化させるケースもあります。
さらに、洗顔やスキンケアの仕上げが不十分だと、皮脂汚れが残りやすい点にも注意が必要です。
これらの要因が重なることで、繰り返しニキビが出る状態につながります。
原因・対策・治療法
おでこ・眉間のニキビの主な原因は、過剰な皮脂分泌や毛穴詰まり、前髪との摩擦と付着汚れです。
対策としては、皮脂量に合わせた洗顔と保湿を心がけ、前髪が肌に触れないヘアスタイルに整える方法が効果的です。
整髪料が額につかないように意識することも、ニキビ発生対策につながります。
生活習慣の改善としては、睡眠の質を高めることが皮脂バランスを整える助けになります。
治療方法として、炎症がある場合は皮膚科で外用薬が用いられることが一般的です。
毛穴詰まりが多い場合は、ピーリングや角質ケアが改善に役立ちます。
鼻まわり(Tゾーン)のニキビ
鼻まわりのTゾーンは皮脂腺が密集しており、顔の中でも特に皮脂分泌が盛んな部位です。
そのため、毛穴に皮脂や古い角質が詰まりやすく、炎症性のニキビが繰り返しできる特徴があります。
また、毛穴の黒ずみや角栓が残りやすいため、触ったり押し出したりすることで悪化しやすい点も注意が必要です。
頬やあごに比べて皮脂が浮きやすく、汗やメイクの汚れが残ると細菌が増えやすくなるため、日中のケアも重要になります。
マスク着用による蒸れや摩擦が原因となるケースも見られ、環境による影響も受けやすい部位といえます。
原因・対策・治療法
鼻まわりのTゾーンにできるニキビは、皮脂腺が特に多い部位であることが大きく影響します。
過剰な皮脂が毛穴に溜まり、古い角質と混ざることで詰まりやすい状態が生まれ、炎症へつながります。
ホルモンバランスやストレスによって皮脂分泌がさらに増えることも珍しくありません。
対策としては、皮脂や汚れを適切に落とす洗顔を習慣づけ、必要以上の摩擦や皮脂の取りすぎに注意することが基本となります。
また、酵素洗顔や角質ケアを週に数回取り入れると、毛穴詰まりを予防しやすくなるでしょう。
改善がみられにくい場合は、皮膚科で角質を整える外用薬や、炎症を抑える治療を受ける方法もあります。
早めに医療機関へ相談して、悪化を防ぐことが大切です。
頬(ほお)にできるニキビ
頬にできるニキビは、顔の中でも特に悩む人が多い部位です。
頬は皮脂量がTゾーンほど多くないため、乾燥や摩擦、マスクの着用など外的刺激の影響を受けやすい傾向があります。
さらに、クレンジング不足やメイク汚れ、寝具の衛生状態などが影響し、毛穴詰まりにつながるケースもあります。
頬は広い範囲で刺激を受けやすいため、小さなトラブルが繰り返し起こることも珍しくありません。
肌のバリア機能が低下していると炎症が長引き、赤みや色素沈着につながる場合もあります。
原因・対策・治療法
頬のニキビは、摩擦や乾燥、メイク残りなどの外的刺激によって毛穴が詰まりやすくなることが主な原因です。
マスクの着用で蒸れが続くと肌のバランスが崩れ、炎症が起こるケースもあります。
対策としては、クレンジングでメイク汚れをしっかり落とし、肌をこすらないよう意識することが重要です。
枕カバーやタオルは、清潔な状態を保つことで肌への余計な刺激を防ぎやすくなり、ニキビの悪化予防に役立ちます。
治療が必要な場合は、皮膚科で炎症を抑える外用薬を使ったり、毛穴詰まりに対してピーリング治療を行ったりすることがあります。
繰り返す場合は生活習慣やスキンケアを見直し、肌への負担を減らすことが大切です。
口まわり・あごにできるニキビ
口まわりやあごは、ニキビが繰り返しやすい部位としてよく挙げられます。
この場所はホルモンバランスの変動やストレスの影響を受けやすく、皮脂分泌が不安定になりやすい特徴があります。
さらに、食事の油分や調味料が触れやすく、日常生活の中で刺激を受ける場面も少なくありません。
乾燥しやすい一方で皮脂が過剰になることもあり、毛穴詰まりが起こりやすい環境が整いやすい点も要因です。
マスク着用による蒸れや摩擦が悪化を招くケースもよく見られます。
こうした複数の要因が重なることで、口まわりやあごのニキビは長引いたり再発しやすくなります。
原因・対策・治療法
口まわりやあごのニキビは、ホルモンバランスの変化やストレスによって皮脂分泌が乱れやすい部位です。
糖質や油分の多い食事が続く場合も皮脂が増えやすく、毛穴が詰まりやすくなります。
加えて、マスクの摩擦や蒸れ、手で触れる癖など外的刺激が炎症を悪化させることもあります。
対策としては、食事の見直しや十分な睡眠を心がけ、マスクは清潔な状態を保つことが重要です。
洗顔はこすらず優しく行い、乾燥を防ぐための保湿も欠かせません。
セルフケアで改善が見られない場合は、皮膚科で抗炎症薬や毛穴詰まりを改善する外用薬を用いた治療を行います。
症状によっては内服薬やピーリングなどの施術が選択されることもあります。
フェイスライン・こめかみのニキビ
フェイスラインやこめかみにできるニキビは、顔の中でも特に外的刺激の影響を受けやすい部位です。
髪の毛が触れやすく、整髪料の油分が肌に残ることで毛穴詰まりにつながります。
また、枕カバーやタオルが清潔でない場合、付着した皮脂や汚れが肌に移り、炎症を引き起こすことがあります。
さらに、マスクのこすれや汗の刺激により、肌のバリア機能が低下し、ニキビが悪化するケースも多いです。
また、ホルモンバランスの乱れで皮脂分泌が増えると、フェイスラインの毛穴にも皮脂が溜まりやすくなり、ニキビを助長する可能性があります。
こうした複数の要因が重なることで、繰り返しできやすい場所ともいえます。
原因・対策・治療法
フェイスラインやこめかみにできるニキビは、髪の毛の摩擦や整髪料の付着、枕カバーの汚れなど外的刺激が重なりやすい点が特徴です。
皮脂や汚れが付着すると毛穴が詰まりやすく、アクネ菌が増えることで炎症が起こります。
また、ホルモンバランスの乱れによって皮脂分泌が増えると、フェイスラインの毛穴に皮脂が溜まりやすくなり、繰り返しニキビができる原因につながります。
対策としては、髪が触れないようまとめる、寝具を清潔に保つ、整髪料を必要以上に使わないことが大切です。
洗顔では洗い残しが多い部位のため、泡をしっかり行き渡らせると肌負担を減らせます。
改善が難しい場合は、外用薬やピーリング、レーザー治療などを組み合わせると治療効果が得られやすく、再発予防にも役立ちます。
眉毛まわり・生え際のニキビ
眉毛の間や眉上の皮膚は細かい産毛が多く、汗や皮脂が付着すると毛穴が詰まりやすい環境です。
さらに、生え際はシャンプーやトリートメントが肌に残りやすく、洗い残しが刺激につながることもあります。
メイクをする場合は、眉メイクやベースメイクが毛穴に残って炎症を招くことがあります。
また、前髪が触れることで摩擦が生じ、悪化するケースも少なくありません。
日常の中に原因が潜みやすいため、洗い方やスキンケア、ヘアケアの見直しで改善が期待できる部位です。
原因・対策・治療法
眉毛まわり・生え際のニキビは、皮脂の過剰分泌、化粧品やシャンプーの洗い残し、前髪の摩擦などが主な原因です。
特に、生え際は洗顔やクレンジングが行き届きにくいため、皮脂と汗が混ざると毛穴が詰まりやすくなります。
対策としては、洗顔やクレンジングを生え際まで丁寧に行い、ヘアケア剤が肌に残らないように流し切ることが大切です。
前髪が肌に触れる場合は、スタイリング剤を控えるか、ヘアアレンジで摩擦を減らす方法も有効です。
治療が必要な場合は、皮膚科で外用薬が処方されることがあります。
炎症が強い場合は内服薬を併用し、再発を繰り返す場合は生活習慣やスキンケアを見直すことが改善の近道です。
背中・体にできるニキビ(ボディニキビ)
背中や胸、肩まわりなど体にできるニキビは、顔のニキビとは原因が異なることが多く、気づかないうちに悪化しやすいのが特徴です。
皮脂腺が多い部位である一方、鏡で確認しにくくケアが後回しになるため、赤みや膿を伴う炎症性ニキビに発展するケースもあります。
さらに、汗や摩擦、衣類の通気性など、体特有の外的刺激が加わりやすく、症状が長引くことも珍しくありません。
ボディニキビは生活習慣やスキンケアの工夫で改善できることがありますが、繰り返す場合は内的要因が潜んでいる可能性もあり、適切なケアを早めに始めることが大切です。
原因・対策・治療法
背中や体にできるニキビは、汗や皮脂の増加、ボディソープの洗い残し、通気性の低い衣類による摩擦などが主な原因とされています。
特に運動後の汗を放置したり、シャンプーやトリートメントが皮膚に残る習慣があると、毛穴詰まりが起こりやすくなります。
対策としては、入浴時に背中を丁寧に洗い、すすぎ残しを防ぐことが基本です。
また、汗をかいた際は早めにシャワーを浴びる、吸湿性・通気性の良い衣類を選ぶ、保湿で皮膚のバリア機能を整えることも重要です。
改善が乏しい場合は、皮膚科で抗炎症薬や外用薬、ピーリング治療などが選択肢となり、炎症が強い場合でも早期の治療で悪化しにくくなります。
ニキビを防ぐためのセルフケア

ニキビを繰り返さないためには、スキンケアだけでなく、日常の習慣や環境を整えることが欠かせません。
肌は生活リズムの乱れや睡眠不足、食事バランスの偏りによって影響を受けやすく、皮脂分泌が不安定になると毛穴詰まりを引き起こしやすくなります。
ここでは、普段の生活で実践しやすいセルフケアを詳しくご紹介します。
生活習慣を整える
ニキビを防ぐためには、毎日の生活習慣を見直すことが重要です。
肌は睡眠不足やストレス、食事バランスの乱れによって影響を受けやすく、皮脂分泌が不安定になると毛穴が詰まりやすい状態になりがちです。
特に睡眠が不足すると、ターンオーバーが乱れ、古い角質が残りやすくなるため、ニキビの改善を妨げる原因になります。
また、糖質や油分が多い食事が続くと皮脂量が増えやすく、炎症を引き起こす可能性があります。
ストレスが続く場合も、ホルモンバランスに影響して皮脂分泌を乱すことがあるため注意が必要です。
食事では野菜やたんぱく質を意識し、十分な睡眠を確保することで、肌の回復力を保ちやすくなります。
正しい洗顔と保湿
ニキビ予防では、洗顔と保湿の習慣を適切に整えることが欠かせません。
洗顔は皮脂や汚れを落とすために必要ですが、過度にこすったり、洗いすぎたりすると逆に肌の乾燥を招き、皮脂が過剰に分泌される原因になります。
肌への摩擦を減らすためには、泡立てた洗顔料を使い、やさしくなじませることが大切です。
また、メイクや日焼け止めを塗る場合はクレンジングでしっかり落とし、洗い残しがないよう意識する必要があります。
洗顔後は保湿を丁寧に行い、肌バリアを整えることで外からの刺激を受けにくくなります。
ベタつきを気にして保湿を控える人もいますが、肌が乾燥すると皮脂分泌が増えるため逆効果です。
自分の肌に合った保湿剤を選び、適切な水分と油分を補うことで、ニキビができにくい肌環境を保ちやすくなります。
顔に触れるものを清潔に保つ
肌に触れるものの衛生状態は、ニキビの悪化に大きく影響します。
枕カバーやタオルは皮脂や汗が付着しやすく、そのまま使い続けると汚れが肌に触れて毛穴詰まりの原因になる可能性があります。
スマートフォンの画面にも手の皮脂や汚れが残りやすく、通話時に頬へ当てると、その汚れが肌へ移り毛穴の負担になることがあるため注意が必要です。
清潔な状態を保つために、使用前後に軽く拭き取る習慣をつけると安心です。
また、前髪が肌に触れると摩擦や整髪料の付着が起こりやすく、ニキビを悪化させる要因になる場合があります。
メイク道具も定期的に洗浄しないと汚れが蓄積し、肌トラブルを引き起こすことがあります。
日常の中で肌に触れるアイテムは意外と多いため、一度習慣を見直し、清潔に保つ工夫をすることで肌の負担を軽減できるでしょう。
紫外線・摩擦など外的刺激を避ける
ニキビを防ぐためには、紫外線や摩擦など外的刺激を減らす意識が重要です。
紫外線を浴びると肌にダメージが加わり、炎症が起こりやすくなるだけでなく、肌の乾燥を招いて皮脂分泌が増えることがあります。
外出時は日焼け止めを活用し、汗で落ちた場合はこまめに塗り直すと肌を守りやすくなります。
また、マスクや衣類による摩擦は肌への負担が大きく、敏感な部分でニキビが悪化しやすくなるため注意が必要です。
マスクは肌に優しい素材を選び、汚れがたまる前に取り換えると刺激を減らすことができます。
ヘルメットや眼鏡のフレームなども摩擦が起こりやすいため、清潔に保つことが大切です。
こうした外的刺激を少しでも避けることで、肌の炎症を抑え、ニキビができにくい環境を整えることができます。
セルフケアで改善しなければ医療機関を受診

セルフケアを続けても改善が見られない場合や、赤み・腫れを伴うニキビが増えてきた際は、早めに医療機関を受診することが大切です。
進行したニキビは毛穴の奥まで炎症が広がりやすく、放置するとニキビ跡や色素沈着につながる可能性があります。
また、しこりのように硬く触れるタイプや膿を伴うニキビは、セルフケアだけでは治りにくく、専門的な治療が必要になることがあります。
皮膚科では、炎症を抑える外用薬に加えて毛穴詰まりを改善する薬剤や、症状に合わせた内服薬を組み合わせて治療することが一般的です。
さらに、美容皮膚科ではピーリングや光治療など、より積極的なアプローチを受けることも可能です。
症状が長引くと悪化しやすいため、「なかなか良くならない」と感じた段階で相談すると、早い改善につながります。
まとめ
ニキビは同じように見えても、できる位置によって原因が異なり、必要なケアも変わってきます。
皮脂分泌が盛んなTゾーン、ホルモンの影響を受けやすい口まわりやあご、摩擦や乾燥が関わる頬・フェイスライン、生え際や背中など、部位ごとに特徴があります。
また、ニキビは生活習慣やスキンケアの見直しで改善することもありますが、セルフケアだけでは良くならないケースもあります。
「治ってもまた同じ場所にできる」と感じる場合は、皮膚科への相談が大切です。
カラーグランツクリニックでは一人ひとりの肌に合わせた治療を提案してくれるため、悩みを早期に改善したい方に適しています。
自分の肌の状態に合ったケアを取り入れながら、ニキビができにくい肌を目指していきましょう。
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執筆者

院長
天本 夏希Amamoto Natsuki
Color GlanZ Clinicのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。クリニックにご来院くださる皆様が「自分らしさ」を大切にできるよう、そして毎日鏡を見るたびに「Color GlanZ Clinicへ来てよかった」と思っていただけるような施術をご提供できるように、現状に満足することなく、学び続けることを心掛けております。
経歴
- 2015年3月 佐賀大学医学部卒業
- 2016年4月 国立病院機構佐賀病院 初期研修医
- 2018年4月 湘南美容クリニック福岡院勤務
- 2019年11月 福岡市内美容皮膚科勤務
- 2023年9月 Color GlanZ Clinic勤務
