年齢に抗わず、上手に付き合う。~ボトックスで始める自然なエイジングケア~

年齢に抗わず、上手に付き合う。~ボトックスで始める自然なエイジングケア~

30代半ばを過ぎる頃、ふと鏡を見た瞬間やスマートフォンに映る自分の写真に、「あれ? なんだか印象が変わってきたかも」と感じることはありませんか?

笑ったあとに残る目元のシワ。眉間や額にうっすらと刻まれたライン。これまで一時的だった表情の癖が、少しずつ肌に定着していく…。それは年齢を重ねてきた証であり、大人としての経験が表情に現れるごく自然な変化です。

とはいえ、「もう少し柔らかく見えたらいいな」「なんとなく疲れて見える印象を変えたい」
そんな気持ちが芽生えるのも、とても素直で前向きな感覚だと思います。

そんな願いに応える“さりげないサポート”として、多くの方に選ばれているのが、ボトックス注射です。

そもそもボトックスとは?

ボトックスとは、表情ジワの原因となる筋肉の動きを一時的にゆるめることで、シワの改善や予防を目的とした注射治療です。使用される薬剤は、「ボツリヌス菌」から作られたたんぱく質で、保険診療や美容医療の現場でも長年使われてきた、安全性の高いものです。

シワを「消す」ことが目的ではなく、筋肉の緊張を適度に和らげることで、表情そのものをやわらかく、やさしく整えるようなイメージです。

施術時間は10〜15分程度と短く、ダウンタイムもほとんどないため、仕事や家事の合間でも気軽に受けていただける“日常の延長線上にあるエイジングケア”といえます。

治療の流れと持続期間

ご来院後、まずは医師との丁寧なカウンセリングを行います。
お悩みや気になる部位、普段の表情のクセなどを確認しながら、注入する部位や量を決定していきます。

施術はメイクをしたままでも受けられる場合が多く、施術後もそのまま日常生活に戻ることが可能です。まれに赤みや内出血が出ることがありますが、数日〜1週間ほどで自然におさまります。

効果は施術後3日〜1週間ほどで現れはじめ、3〜4ヶ月程度持続します。
定期的に受けることで、表情ジワが肌に深く刻まれるのを防ぎ、将来的な“癖ジワ”の予防にもつながります。

年齢とともに深くなる「表情ジワ」に

30代後半〜40代にかけて、肌の弾力や水分量が少しずつ低下することで、今までなら元に戻っていた表情ジワが、次第に「癖づいて」残るようになります。
特に日々のクセや筋肉の使い方によって、眉間にシワが寄る、目元が疲れて見える、口角が下がって見える…といった印象が固定されがちです。

額の横ジワや目尻の細かなしわ、首元のラインなど、その方の「生活の軌跡」がそのまま表情に出るのは自然なことですが、
「もう少しやわらかく見せたい」「緊張感を減らしたい」と思うとき、ボトックスは大きな助けになります。

特に以下の部位では、筋肉の動きが原因でシワが目立ちやすくなります。

  • 額の横ジワ
  • 眉間の縦ジワ
  • 目尻のちりめんジワ
  • 顎の梅干しジワ
  • 口角の下がり
  • 首の縦ジワ・横ジワ

こうしたお悩みに対して、ボトックスは“張り詰めすぎない、程よい緩和”を与えてくれる治療です。

これらは一見すると“加齢のサイン”のように思われがちですが、実際には日常の表情や癖、筋肉の使い方が大きく影響しています。
ボトックスは、そうした“表情の動き”にやさしく働きかけることで、印象そのものをなめらかに整えてくれる治療です。

大切なことは自然な表情を生かした施術

「ボトックスって、表情が固まるんじゃないの?」
「芸能人みたいな“いかにも感”が出てしまいそうで不安…」

そんな声も少なくありません。とくに初めて美容医療を受ける方にとっては、不自然な変化への懸念があるのも当然です。

ですが実際のボトックス治療は、**「どこに、どれだけの量を、どんな深さに打つか」**という繊細な設計が重要です。
ほんの数ミリの違いで、仕上がりの印象が大きく変わるため、医師の診察力と注入技術が結果を左右します

当院では、施術前のカウンセリングを重視し、お顔の筋肉の動き方や表情のバランス、普段の印象まで丁寧に診ながら、その方にとって最適なアプローチをご提案しています。

「笑顔はそのまま、でも眉間の険しさは和らげたい」
「口角を少し上げて、明るい印象に見せたい」

そんなご希望を実現するために、“その方らしさを残したまま、自然に印象を整える”ことを大切にしています

ボトックス注射後の注意点

ここからは、ボトックス注射を受けた後の注意点について紹介します。

3ヶ月間避妊を心掛ける

ボトックス注射後の3ヶ月間は、避妊をしましょう。

これは、ボトックスによる動物実験において、妊娠中にボトックスを注射した場合に胎児の体重減少や奇形・流産のリスクがあることが報告されているためです。
人の妊娠中のボトックス注射に対する胎児への影響についてはほとんど報告がありませんが、予期せぬリスクを回避するために、ボトックス注射後は最低でも3ヶ月避妊をすることが推奨されています。
ボトックス注射後の避妊は、女性だけではなく、男性も対象であるため、ボトックス注射を3ヶ月以内に受けていないかパートナー同士で確認しあうことが大切です。

長風呂やサウナは避ける

ボトックス注射を受けたあとは、長風呂やサウナ、岩盤浴などの汗を大量にかく入浴の仕方は避けましょう。

ボトックスに含まれるボツリヌストキシンは熱で変性したり活性を失ったりするため、高温に長時間さらされる長風呂やサウナ、入浴後にドライヤーの温風をあてる行為などは効果を低下させる原因になります。
また、感染症のリスクがあるため、施術当日の水泳やプールも避けましょう。
施術からおよそ3日間は、可能なかぎり入浴を避けシャワーで済ませるのがおすすめです。

激しい運動や飲酒は控える

ボトックスを注射したあとは、激しい運動や飲酒を控えましょう。

例えば大量に汗をかくようなきつい筋トレやヨガ、ジムなどでの激しい運動は体温を上昇させ、ボトックスの効果を低下させる可能性があります。施術後3日ほどは激しい運動は避けるか、軽い運動にとどめることをおすすめします。
またボトックスを注射した部位によっては、筋肉の力が弱まることで思うように動けなくなる可能性も懸念されるため、予期せぬ怪我につながるおそれがあります。
飲酒は、ボトックスの効果には直接関与しないものの、血行が促進されることで赤みや内出血などのトラブルを引き起こすおそれがあるため、施術当日は避けましょう。

マッサージやエステなどの強い力が加わる行為は避ける

ボトックスを注射した付近のマッサージやエステなど、強い力が加わる行為は避けましょう。

注射した部分やその付近に強い力が加わると、製剤が広がることでほかの筋肉にも影響を及ぼし、望まぬ効果があらわれる場合があります。
とくに顔には噛む動作や飲み込む動作に関わる筋肉が存在するため、咀嚼や嚥下が困難になるリスクが懸念されます。
マッサージやエステのほか、施術部分をむやみに触ったり強くこすったりする行為も同様に施術後1週間のあいだは避けるようにしましょう。

自分らしく、美しく年を重ねるために

ボトックスは、“若さを取り戻す”ための治療ではなく、「今の自分をより快適に、自信を持って過ごす」ためのケアです。
年齢を重ねることで得られる落ち着きや知性は、大人の魅力のひとつ。それにほんの少しの柔らかさと明るさをプラスするだけで、表情はぐっと洗練されて見えます。

「整形までは考えていないけれど、自然に印象を整えたい」
「将来の肌のために、今から少しずつケアしていきたい」

そんな方にこそ、ボトックスはやさしく寄り添える選択肢です。

最後に

当院では、カウンセリングから施術まで、経験豊富な医師が責任を持って対応いたします。無理な勧誘や治療の押しつけは一切ありません。
まずは「話を聞いてみたい」「自分に合うかわからない」といったお気持ちからでも大丈夫です。安心してご相談ください。

“今”の自分を少しずつ好きになりながら、未来の肌も守っていく。
その第一歩として、ボトックス治療を選んでみませんか?

ボトックスご予約・お問い合わせはこちら

執筆者

天本 夏希

院長

天本 夏希Amamoto Natsuki

Color GlanZ Clinicのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。クリニックにご来院くださる皆様が「自分らしさ」を大切にできるよう、そして毎日鏡を見るたびに「Color GlanZ Clinicへ来てよかった」と思っていただけるような施術をご提供できるように、現状に満足することなく、学び続けることを心掛けております。

経歴

  • 2015年3月 佐賀大学医学部卒業
  • 2016年4月 国立病院機構佐賀病院 初期研修医
  • 2018年4月 湘南美容クリニック福岡院勤務
  • 2019年11月 福岡市内美容皮膚科勤務
  • 2023年9月 Color GlanZ Clinic勤務